私にとっては、何がなんでも行きたかった上海研修。
子どもの頃、両親に連れて行ってもらった人体の不思議展、当時9歳だった私の中でとても面白く印象的で興味深く、心に深く刻まれていました。
幼かった私にはうぶ毛が残る皮膚の標本や脳の重さをマジマジと見て体感できるという経験に怖さなど1ミリも感じることなく興味が溢れてならなかったのです。
また必ず大人になってから見に行きたいと思いました。数年後、日本では人体の不思議展は開かれなくなったと聞き、とても後悔しておりました。
そして今回、島田先生から上海研修のお声かけを頂いた時、私は推拿の知識も何も無く申し訳ないような気持ちではありましたが、どうしても行きたいという思いが強く、先生も“一緒に行きましょう”と言って下さり
参加させて頂く事となりました。
3日間の研修で1日目は上海の観光やマッサージそれから本場の四川料理も楽しむことができ、文化の違いにカルチャーショックを受けつつも刺激的でとても楽しく過ごすことが出来ました。
いよいよ2日目は中医薬大学へ!
博物館、解剖、人体標本
私が9歳の時にまた見たいと思ったものが全て詰まっていました。いや、それ以上でした。
もうとにかく時間が足りなさ過ぎて1箇所1箇所にまる1日かけたいくらいもっと見たいと思いました。
長年の夢が実現し、その上素晴らしい解説付きでもう胸がいっぱいになり、あの頃まさか自分が人の身体を癒す仕事につくとは思ってもいませんでしたし、まさかまたこんな形で人間の体について知ることが出来るなんて、しかも今回は直接筋肉や神経、血管を触ることも出来たんです!!
不思議な感覚であの頃の自分の感動も蘇り、知ることのできた喜びと、なんとも言えない幸福感に包まれました。
上海に行ってからの3日間はわくわくが止まりませんでしたが、その中でも2日目に体験したことは私の中で大きな宝物になりました。
そして最終日。。。
王先生の推拿による治療や、鍼灸の治療を見学できる日。
セラピストとして働きだして7年目になりますが本当にもっと早く知りたかった!
ものすごく考えさせられ、今後もこの仕事を続けていく上で必ず学びたいと思うような素晴らしい技術でした。
そしてなぜか推拿をされている先生、学んでいる方は私の知る限り素晴らしい人格の持ち主ばかりで人としての素晴らしさや魅力も今回間近で感じることが出来たのは今後の私の人生の大きな財産になると心から思います。
参加させて頂き本当にありがとうございました。またご一緒させて頂ければ幸いです。