

今回、鍼灸学校時代からの友人と一緒に上海研修へ参加させて頂きました。

日中関係が不安定な時期だったこともあり、出発前は少し不安がありました。
しかし、実際に訪れた上海は治安が良く、街並みや建物も美しかったため、安心して過ごすことができました。

研修の申し込み後には、スクールから事前学習の教材が届きました。
内容は生理学や解剖学が中心でしたが、解剖実習後に「もっと筋肉や内臓について勉強しておけば良かった」と実感しました。
前学習の大切さを改めて感じた瞬間でした。
上海到着初日は観光からスタート。



ガイドの張さんのおかげで、東方明珠塔やビル街、ナイトクルーズをはじめ、予定にはなかったスターバックス リザーブやヴィトンの船まで案内していただき、初日から充実した一日となりました。

移動はマイクロバスだったため、とても快適でした。
研修では、上海の新区中医医院で座学と臨床見学を行いました。
座学ではスライドを使いながら先生が分かりやすく解説してくださり、通訳の李さんも明るく聞き取りやすい通訳で、終始楽しく学ぶことができました。


臨床見学では、実際の鍼灸治療を間近で見ることができ、大きな刺激を受けました。

特に、小柄な女性の先生が鍼管を使わず、迷いなく次々と鍼を打っていく姿はとても印象的で、「かっこいい」の一言でした。
そして今回の研修で最も楽しみにしていた解剖実習。

解剖室に入る前はかなり緊張していました。
解剖研修を経験した事のある友人から「ホルマリンの匂いが強くて気分が悪くなった」と聞いていたため不安でしたが、解剖室の設備は非常に整っていて、解剖台には換気設備が備えられており、匂いはほとんど気にならず、安心して実習に臨める環境でした。

実習では、ご献体に直接触れながら筋肉の厚みや走行、骨・血管・リンパ節などを時間をかけて学ぶことができました。
分からないことは通訳さんを通して現地の先生に質問したり、島田先生に教えていただいたりと、その場で疑問を解決できる貴重な環境でした。
教科書だけでは得られない立体的なイメージが身につき、大変有意義な実習となりました。

観光も毎日充実しており、美味しい食事もお腹いっぱい楽しむことができました。好き嫌いが多い私でも困ることはなく、料理の種類も豊富で、食べやすい味付けのものが多かったのが印象的でした。







今回の研修では、さまざまな年代や経歴を持つ方々とご一緒しました。皆さんが「人を癒したい」「もっと良い施術を提供したい」という熱い想いを持っておられ、その姿勢に大きな刺激を受けました。
仕事で少し疲れを感じていた私にとって、「また頑張ろう」と前向きな気持ちを取り戻せたことも、この研修で得た大きな財産です。

上海最後の夜には、研修生全員がホテルの1室に集まり、お互いにマッサージや鍼、アロマの施術を体験し合いました。
技術だけでなく、知識や経験も惜しみなく共有してくださる温かい方ばかりで、人との出会いにも恵まれた研修だったと感じています。
最後に、研修前から帰国まで常に支えてくださった島田校長先生、湯井先生をはじめ、現地でお世話になった先生方、通訳の皆様、そして一緒に参加した研修生の皆様に心より感謝申し上げます。
この研修は、知識や技術だけでなく、人との出会いや仕事への向き合い方まで学ぶことができた、とても貴重な経験となりました。

もし参加を迷っている方がいらっしゃるなら、私は「参加して良かった」と心から感じたことをお伝えしたいです。
名古屋よりご参加
鍼灸師:S.S様