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東洋医学(整体、推拿、骨気、吸玉)を学べる大阪・難波 オリエントセラピースクール

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お知らせ

とても有意義な研修

2025年03月21日

上海中医薬大学附属 曙光病院での臨床見学

中医内科では、患者さんへの問診、弁証、オーダーメードの処方の様子を実際に目にすることができました。

診断学で学ぶ基礎、中薬学、方剤学、内科学等の学科全てが、患者さんのために必要な知識である事を実感しました。

鍼灸科では、問診と施術の様子を見学できました。

日本では内科に治療に行く患者さんが、鍼灸科に来ることもあると知り、新しい発見でした。

推拿科では、腰痛の患者さんに施術をする先生の手技を直接見ることができ勉強になりました。

先生の推拿に対する思いも伺うことができ、その志に大いに共感しました。

内科の臨床見学時に通訳をしてくださった鉏先生の「診断学 舌診の講義」は、基礎知識の講義に終わることなく、先生のこれまでの臨床経験を交えた内容で非常にわかりやすく、スムーズに頭に入ってくる講義でした。

臨床見学の際に診断をしていた先生とは違う診断を鉏先生がされたことが興味深かったです。

舌診に加え、患者さんの様子(病状の説明や受け応えなどから判断する性格)も含めて弁証することの大切さを実感しました。

日本で実際に中医診断をすることはありませんが、不要な学びはないのだと、鉏先生の講義を受け思いました。

郭先生による「人体解剖の講義」では、骨、筋肉、神経、血管、内臓を実際に目にし触らせてもらいました。

部位により骨、筋肉、神経、血管、内臓それぞれの柔さか硬さ触感が違うこと。

解剖書で文字だけで知っていた”膜”が本当に膜であること。

紙面(平面)と違い3Dで見る触ることで内臓が収まっている位置、インナーマッスルの深度を実感できたこと。

などなどとても有意義な講義で大変勉強になりました。

日本では我々素人は決して体験できない事ですね。

大学内の解剖標本ルーム見学では、実物の内臓等を見た後での標本見学だったため、良い復習の場となりました。

経絡・ツボに鍼が打たれた状態の標本があり、怖いけどこれ欲しいなぁと思いました。

鍼灸師の皆さんは共感してもらえるのではないでしょうか(笑)

上海中医薬博物館では、中医学の歴史、古典、医療器具など貴重な資料を見ました。

中医学の教科書に載っている歴史上の大家(張仲景 他)の銅像や銅人形など興味深い物が沢山あり楽しかったです。

1000種類にも及ぶ漢方生薬のフロアもあるのですが、売店で経絡ツボ人形や書籍を買うのに夢中になってしまい時間が足りなくなったため見学できなかった事が、今回唯一残念な事でした(笑)


中国訪問は初めてでしたが、観光にも気を配ってくださったメニューのお陰でどこも楽しめました。

新場古鎮ではガイドさんお薦めのワンタンスープが美味しかったですし、雰囲気のあるお土産屋さんでは手作り感溢れるカッッサプレートやツボ押しグッズを購入しました。便利に使っています!


ディズニーランド入り口のショップでは雰囲気を楽しみ、上海雑技団、上海テレビ塔や豫園での夜景など、上海のパワーに圧倒されながらも毎日の観光コースをめいっぱい堪能しました。

そしてこの研修の特典でもある事前学習が今回はとても有り難かったです。

医師、セラピスト、トレーナーではない解剖学の専門知識のない私の場合でも事前にしっかり学習できたため、不安なく臨め、現地での実習では学びがより深くなりました。

事前学習で他の参加予定者の方々と顔をあわせて勉強をしたため、出発時にはもう馴染んでおり安心できたのも大きかったです。

また、現地で合流した初対面の皆さんとも、目的や興味ある対象が同じであるせいかすぐ馴染め話も弾み、とても楽しい研修となりました。

参加者の皆さんとはいつか同窓会がしたいです!

きめ細やかな準備と現地でのフォローをしてくださった島田先生、湯井先生、奥田先生、ガイドの張さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

チャンスがあったらまた参加したいです。

ありがとうございました。

 

会社員:田中 百合子

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